釉面が膨れる。
欠点の外観上の特徴
検査・試験方法
化学分析。温度測定。
欠点の原因
本焼成で素地や釉の適正な焼成温度を超える温度で焼成した。
泥漿や釉に混入した異物(主に石膏型の石膏、棚板からのボロ等)が焼成中に反応して発生したガスの抜けた跡が釉表面に孔となって残った。(石膏は熱で分解して亜硫酸ガスを発生する。棚板の炭化ケイ素は釉中のナトリウムと反応して炭酸ガスを発生する)。
欠点の防止対策
焼成温度を下げるか、釉の調合を見直して溶けにくい調合にする。
クデの再利用をするときは石膏が混入していないか注意する。泥漿や釉はふるいを通して使う。ひび、欠け、割れのある棚板は使わないようにする。