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06 釉薬(2)施釉方法によるつやの違い

欠点の外観上の特徴

同じ釉薬を施釉しても施釉方法によってつやが違う。

検査・試験方法

目視観察。X線回折。

欠点の原因

釉層が薄い。

欠点の防止対策

施釉時の釉層の厚みを一定にする。そのために施釉方法に応じて釉の水分を調整する。釉を筆塗りや刷毛塗りする場合は釉が伸びにくいので塗りにくいことから、また、スプレー掛けは釉層に空気を多く含み、流し掛けする場合は釉と素地との接触時間が短いことから、それぞれ浸し掛けよりも釉層が薄くなりやすく、焼成後のつやが少なくなることが多いので、施釉方法によっては釉を濃いめに調製する。

その他

透明釉は釉層の厚みが0.3mm程度(施釉時で0.5~0.6mm)で光沢が良いつやを呈することが多い。釉層が薄すぎるとつやの無い荒れた外観の釉面になる。

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