釉が素地の上で縮んでしわのように見える現象。
欠点の外観上の特徴
検査・試験方法
目視観察。粒度分析。化学分析。
欠点の原因
釉の乾燥収縮が大きすぎる。
釉の乾燥収縮が大きすぎる。
釉の粘り不足。
釉が厚すぎる。
欠点の防止対策
釉の調合から粘土やカオリンを減らす。粘土とカオリンは吸水性が大きいので乾燥したときの収縮も大きい。
釉を薄く施釉する。マット釉は透明釉よりも厚く施釉するが、釉が厚すぎると釉薬は縮れやすくなる。
釉の調合にCMCのような糊剤を増やす。
その他
マット釉は焼成後の釉層の厚みが0.7~1mm程度(施釉時で1.5~2mm前後)で一様なマットになることが多い。
マット釉にはシリカを多く含むもの、カオリンを多く含むもの及び石灰や炭酸バリウムなどのアルカリ土類を多く含むものがある。