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j14 シバリング(2)クリストバライトによるシバリング

欠点の外観上の特徴

窯出し後、器の釉が飛ぶ現象。器体が素地ごと破壊されることがある。茶碗や丼などで底がぱっくり抜けたように割れることがある。

検査・試験方法

X線回折、粒度分析

欠点の原因

本焼成で素地にクリストバライトが生成

欠点の防止対策

焼成温度が高いほどクリストバライトは生成しやすいので焼成温度下げる。

還元焼成では還元の濃度が高いほどクリストバライトは生成しやすいので還元を弱くする。素地によってはCO濃度8%くらいからクリストバライトが生成しやすくなる。

坏土中の珪石(石英)が細かいほどクリストバライトは生成しやすいのでミル調合ですり過ぎない。

素地土の原料を替えた場合には調合比率を少量で何パターンか試し、試験片を数点作成して焼成テストを行う。

その他

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