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j31 ぶく(2)泥漿に気泡を巻き込んで生じるぶく

欠点の外観上の特徴

陶磁器の釉面や素地面に発生する膨れ

検査・試験方法

欠点の原因

鋳込み泥漿中に気泡を巻き込んだ状態で成形して、焼成中に素地の中の空気が抜けきらずに膨れた。

欠点の防止対策

鋳込む前に泥漿を静かにゆっくり攪拌し、気泡の巻き込みを防ぐ。

真空脱泡攪拌機を用いる場合は真空度が十分かどうか管理する。

素焼きの昇温パターンを見直し、素焼き温度を上げ、時間長くし、有機物を燃やしてガスをより確実に抜けさせる。

本焼成の昇温パターンを見直し、焙りの時間を長く取り、有機物を燃焼してガスを抜けさせておく。急いで温度を上げると素地からガスが抜けるのが妨げられる。

その他

固形鋳込みでは素地の厚みの中心部分に気泡が残りやすい。

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