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j27 釉めくれ・釉縮れ(6)下絵付け顔料による釉めくれ・釉縮れ

欠点の外観上の特徴

釉めくれは釉掛けして乾燥または焼成後、釉が剥がれて素地が露出する。

釉縮れは焼成中に釉が素地の上で縮んでしまう現象。

下絵付した部分に釉めくれや釉縮れが起こる。

検査・試験方法

目視観察

欠点の原因

下絵付けに用いる顔料の種類によって、釉めくれや釉縮れが発生する。クロムピンク、クロムグリーン、コバルトなどで起こりやすい。下絵でこれらの顔料が厚く塗られていると釉掛けしたときに釉の水分を吸収しにくく、また、釉が溶融したときに濡れ性が低い。

欠点の防止対策

顔料に透明釉や化学のり(C M C、PVA)を添加する。

顔料を厚く塗らない。

その他

錆絵でも下絵の酸化鉄が釉薬に溶け込み、周囲の釉との間で熱膨張差を生じて貫入や釉とびが起こることがある。

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