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10 釉薬(6)予定した色に焼きあがらない

欠点の外観上の特徴

釉面が本来の色(予定した色)と違う色に焼き上がった。

検査・試験方法

目視観察。ガス分析。

欠点の原因

還元ガス濃度が薄すぎたか、または濃すぎた。

炉内雰囲気が一様になっていないで部分的に大きく違っていた。

釉の表面付着した煤が燃えきらずに残って釉面が黒くなった。

釉に不純物が混入した。

炉の詰め方によって冷却速度度が違った。

欠点の防止対策

鉄や銅を呈色成分とする釉薬では還元の強さによって呈色が変化するので、還元ガス濃度を測定して一定の濃度で焼成する。

炉圧をプラスにする。

還元焼成中に一時的に酸化焼成となる酸素の多い条件で焼いて煤を燃焼させる。

炉内温度を均一になるように昇温させる。煤は温度の低い部分でたまりやすいので温度の低い部分が無いようにする。

その他

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