技術振興事業
資材
温度測定部品 火度測定チップ
焼成室の各部の温度分布並びに加熱効果の均一化をはかることは、焼成における最も基本的な事柄であります。各部の加熱効果を簡単に、且つあやまりなく測定するには、小型チップの溶融変形を利用する方法が最適であいります。火度測定チップは、弊社が長年に亘り、磁器並びに砥石の焼成管理に使用して来たものであります。これは小型チップの溶融変形度によつて、温度と時間の相乗積である加熱効果を判定するころが出来ます。火度判定はチップの高さ(又は直径)の変化を測定することにより行います。チップは低温750度より高温1,400度までの範囲で6種類あります。
1.火度判定(温度×時間)
● チップを被加熱物の近くにセットしておけば、被加熱物の焼成火度を知ることが出来ます。
2.炉内温度分布
● 炉内又は焼成台車の各所にセットすれば、温度分布が明らかとなり、焼成の改善点が明瞭となり、又詰め位置の合理化が可能となります。
焼成後
3.熱管理
● チップによつて被加熱物の受けた火度を記録して、管理図にプロットすることにより、焼成の統計的管理を行うことが出来ます。
4.小型で使い方が簡単
● 小型で場所をとらず、被加熱物に接近してセット出来ます。
セット位置
5.低コスト
低価格品ですので焼成管理用に最適です。
6.溶融状況
・雰囲気:酸化炎
・温度上昇速度
加熱速度 ℃ |
40~480 | 480~815 | 815~835 | 835~900 | 900~920 | 920~960 | 960~1000 | 1000~1020 | 1020~1040 | 1040~1060 | 1060~1100 | 1100~1120 | 1120~1160 | 1160~1200 | 1200~1230 | 1230~1380 | 1380~1435 |
上昇速度 ℃/Hr |
250 | 60 | 50 | 60 | 50 | 40 | 30 | 50 | 40 | 50 | 40 | 60 | 50 | 40 | 60 | 70 | 60 |
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